[00:09.42]常夜灯に群がる [00:13.63]虫のように意思を失くして [00:19.05]飛び回る愚かな夜を [00:22.74]少しだけ気に入っていたの [00:26.92]使い捨ての孤独と [00:31.21]居心地のいいソファーみたいな [00:36.64]寄り掛かるだけの誰かが [00:40.24]たまに笑ってくれたらいいわ [00:45.11]ビルの屋上から [00:49.10]子どもが泣き叫ぶ声がした [00:53.43]無理して履いた赤い細いピンヒール [00:58.42]水ぶくれを気にしないよう駅へ急いだ [01:02.97]愛に溺れ 愛に疲れ 愛を憎んでも [01:07.14]愛が何か知らなかった あわれな私 [01:11.78]嘘に焦がれ 嘘に抱かれ 嘘を信じても [01:16.00]満たされない 当たり前ね [01:18.41]身に余る軽蔑 嗚呼 [01:29.21]心の無い接吻 命懸けで含ませた毒 [01:38.83]黒カビが生えたシーツに [01:42.63]くるまれた貴方の脱け殻 [01:46.81]雨が降ると漂う 男たちの饐えた体温 [01:56.53]傷つける価値もないなら [02:00.25]ボロ切れのように放り投げて [02:05.06]青い鳥だってさ [02:08.92]羽根をむしればただの肉でしょう [02:13.35]売れないモデルのドレスの裾を踏んだ [02:18.35]伝線したストッキングと灰色の痣 [02:22.95]この身体に この心に 私そのものに [02:27.29]失われた永い春に 値段をつけて [02:31.63]欲のままに 踊り回り 恥を塗り重ね [02:36.01]それでもまだ 夢叶うと [02:38.52]嘆かわしいあの頃 嗚呼 [03:09.78]愛に溺れ 愛に疲れ 愛を憎んでも [03:14.02]愛が何か知らなかった あわれな私 [03:18.46]嘘に焦がれ 嘘に抱かれ 嘘を信じても [03:22.88]満たされない 当たり前ね [03:25.57]身に余る軽蔑 嗚呼 [03:40.90]赦されない 当たり前ね [03:43.05]身に余る軽蔑 嗚呼