[00:06.93] [00:10.52] [00:19.32]天地に照り往く蓬莱の曙 [00:32.83] [00:33.60]朝を願う罪が【凍てた言の刃】 [00:37.26]此の身を包む【其の身を切り裂く】 [00:40.60] [00:40.77]我 今も 尚【産土に還れず】 [00:43.60]踠き 火の粉を撒いて【死の夢を抱いて】 [00:47.78] [00:47.89]猩紅に玉る體に 蘇芳の灰を塗り 火を点し [00:54.87]燃え盛る闇の中 唯 貴女の夢を見るならば [01:01.78] [01:02.12]然様ならも何もかも捨てて [01:09.10]朽ち往く私 梧桐 此の身を委ねた宿木 嗚呼 [01:15.85] [01:15.87]愛し人 呼び声は嗄れて [01:23.30]柘榴の瞳は 生命 今も其の洞に宿して 嗚呼 [01:30.43] [01:44.72]醴泉は森羅に満ち澤めく [01:51.75]甘露に惹かれただよう羽虫 [01:58.51] [01:58.87]足許 揺らぐ【凍てた水緑】 [02:01.82]落ちる 飛沫を上げて【呼び声を上げて】 [02:05.95] [02:06.07]暴け狂えど【涙は澪引き】 [02:08.97]湖は清かに包む【此の身を流れる】 [02:14.84] [02:27.37]唯 独り橋を戻る 其の背を見送れば 涙落つ [02:34.50]淵源を求め 幾度 唯 枯れた道 辿った [02:40.27] [02:40.66]其れは 然様ならをよみもどす為に [02:48.60]月の下 飛ぶ 貴女を捜して彷徨う 嗚呼 [02:55.58] [02:55.79]愛し子を呼び孵すように [03:02.79]翡翠の瞳は 泉 灼けた鉄を 沈めて 嗚呼 [03:10.05] [03:10.04]然様ならも何もかも捨てて [03:16.66] [03:24.27]然様ならも何もかも総て [03:31.29]創から無かった事に [03:34.39]出逢いだけを 唯 残して 嗚呼 [03:40.27]