不確かなもの 不確かなものを信じるのは、あたしの癖で 確かなものを信じるほど、怖いものはない、ない~~ 道端に朽ち果ててく 硝子の羽が揺れている 向こうでもきっと羽広げ 空を飛んでいるのだろう 今にも降り出しそうな 雲が風を睨んでる 引き裂かれた雲がいて 今でも下でいるのだろう 不確かで確かなもの 不確かで確かなもの 貴方は思いはするけれど いつまで続くがわからない 木枯らし吹いたら揺れるほど 不確かなぐらいがちょうどいい 不確かなものを信じるのは、あたしの癖で 確かなものを信じるほど、怖いものはない、ない~~ 朝露濡れて無花果(いちじく)は 確かなものを知りました 花も咲かせつ身を告げで 聖母の真似事するのだろう 風が吹けば頬に傷 石榴のように切り裂けで 誰を恋しいと鎌鼬 探し回ったいるのだろう 不確かで確かなもの 不確かで確かなもの 貴方に尽くしはするけれど いつまで尽くすがわからない そろそろ冬だと思うほど 不確かなぐらいがちょうどいい 不確かなものを信じるのは、あたしの癖で 確かなものを信じるほど、怖いものはない、ない~~ 永遠は、何処までで、どこにあるもの 何色で、何味で、香りはあるの 不確かなもの信じるのは、あたしの癖で 確かなもの信じるほど、怖いものはない、ない~~