[00:02.10]誰にも告(つ)げずに何処かへ消えてしまおう [00:16.94]行方(ゆくえ)を北風(かぜ)にも追われぬ遠い場所まで [00:32.50]君への想いを模(かたど)る唇から [00:46.88]別れの言葉が音もなく滲(にじ)む [01:00.25]氷(こおり)を隔(へだ)てて 笑みかける [01:10.60]少女の影は 僅(わず)かも揺らめかず [01:22.24]あの絵の中で咲く花の残り香(か)のよう [01:40.33]自分の姿も声も忘れてしまおう [01:54.52]未来も記憶も僕をつくるもの全て [02:09.40]精神(こころ)と物質(からだ)を交(まじ)える掌(たなそこ)から [02:23.25]伝わる熱(ねつ)には紅色が芽吹(めふ)く [02:36.81]氷(こおり)が割(わ)れたら 君までも失うことは [02:51.30]気付いていたのに 春を待つ振りをし続けて [03:04.54]ふと覚(さ)めた夢(ゆめ)の透(す)き間(ま [03:11.34]何を望んでいたのだろう [03:18.29]雪消えの前に僕は 笑みを返したい [03:30.40]凍(い)てる君に触れながら [03:44.45]このまま二人で跡(あと)なく溶けてしまおう [03:59.62]涙も血潮(ちしお)も流れぬ遠い異国(くに)へと [04:14.97]End