[00:36.20]永い旅の果てに埋もれた 雪の景色は溶け去り [00:51.42]視えなくて良いものばかりが瞳に触れる [01:04.30]天に咲ける魔花の薫りが 幻覚(おもい)を導くのなら [01:18.39]真実(わたし)を紐解いた 偽物(あなた)へと歌いましょうか [01:32.50]還りたい都市(ばしょ)は とうに崩れ始めたから [01:45.40]もう二度と わたしを誘わないで [01:58.63]欠けた月が匂う湖 この身を透かす水辺(みずべ)に [02:13.30]微笑んだわたしと似た存在(ひと)が泣き濡れている [02:26.48]交わる現実、記憶、何も定かでない [02:39.31]水鏡(かがみ)さえ確かな事は映さず [02:58.48]世界を水面に分けられた [03:06.36]夢見る偽物(あなた)と真実(わたし) [03:13.91]いずれはどちらも波に溶け惑い消えるでしょう [03:26.53]――わたしに心はありますか? [03:32.97]姿のなき声だけが あのLip-Aura(はな)を露に濡らす