[00:12.570]抱(かか)えた膝(ひざ)に頬(ほほ)を寄(よ)せ震(ふる)えた [00:24.020]月明(つきあ)かりさえも穢(けが)れのように [00:33.650] [00:34.350]ただ求(もと)め 彷徨(さまよ)い続(つづ)けている [00:46.340]空(うつ)ろの心(こころ) 満(み)たすため [00:55.230] [00:56.890]暁(あかつき)の向(む)こう 虹(にじ)を越(こ)えて 「--探(さが)して」 [01:02.550]辿(たど)り著(つ)くのは光(ひかり)の靜寂(しじま) 「--屆(とど)く」 [01:08.320] [01:08.810]涙(なみだ)落(お)とした雪(ゆき)が溶(と)けるように [01:14.700]広(ひろ)がっていた傷(きず)を癒(いや)してゆく [01:20.400]闇(やみ)に流(なが)されるまま 「--葉(かな)えて」 [01:33.290] [01:34.950]一(ひと)つ、二(ふた)つと解(と)き放(はな)つ呪縛(じゅばく)は [01:46.340]錆(さ)びついた鎖(くさり) 脆(もろ)く崩(くず)れる [01:56.010] [01:56.690]影(かげ)追(お)えば 見失(みうしな)ってしまう [02:08.730]殘(のこ)されたのは 彼(か)の花(はな) [02:17.650] [02:19.300]悲(かな)しみを 押(お)し込(こ)めた扉(とびら) 「--叩(たた)いた」 [02:24.920]限(かぎ)りなく墮(お)ちてゆく欠片(かけら) 「--捧(ささ)ぐ」 [02:30.640] [02:31.070]やがて気(き)づいた この身(み)を灼(や)くように [02:37.030]疼(うず)いていた痛(いた)み堪(こら)えても 闇(やみ)に飲(の)まれる [02:45.120]「硝子細工(がらすざいく)の色(いろ)の無(な)い花(はな)--」 [03:03.820] [03:07.590]彩(いろど)りを求(もと)める花(はな)と 「--叫(さけ)んだ」 [03:13.320]分(わ)け與(あた)えた白(しろ)い雪(ゆき)と 「--涙(なみだ)」 [03:18.730] [03:19.310]移(うつ)ろう季節(きせつ)にたとえ枯(か)れ果(は)てても [03:25.270]笑顔(えがお)こぼれた その瞬間(しゅんかん)をただ見(み)つめている [03:32.510] [03:32.790]暁(あかつき)の向(む)こう 虹(にじ)を越(こ)えて 「--探(さが)して」 [03:38.720]辿(たど)り著(つ)くのは光(ひかり)の靜寂(しじま) 「--屆(とど)く」 [03:44.360] [03:44.760]涙(なみだ)落(お)とした雪(ゆき)が溶(と)けるように [03:50.830]広(ひろ)がっていた傷(きず)を癒(いや)してゆく [03:56.480]この想(おも)い抱(かか)えて 「--消(き)えるの」