[00:02.92]あゝ夏夜空 あゝひまわり  [00:10.07]こと切れるまで 貴女のそばで [00:17.36]あゝ人を食べる空のおはなし [00:34.96]色文 焼き尽くす [00:42.98]悲劇の夏 キノコ雲と空 [00:51.31]癒える事は無い 報復の葉月 [00:56.48]お腹の赤子さえ燃やして [01:10.42]人の作りし神殺しの空  [01:12.22]数十万もの最愛を奪い [01:14.05]未だ繰り返す共食いの歴史  [01:15.81]人の命は世界史の数字 [01:17.47]影しか残らぬ生命の躯  [01:19.25]母の亡骸 手足は無くて [01:20.98]もう抱かれる事さえも叶わない  [01:22.46]友と歩いた道は瓦礫となって [01:25.20]甘いアメ玉がわりに喰らう銃弾 [01:32.41]赤いランドセルがわりに担ぐカラシニコフ [01:39.34]「強く気高く生きる君」 [01:45.72]目を閉じれば ひまわりに 囲まれる 貴女が居て [01:54.10]街を染める夏のボレロ 貴女は無邪気に [02:00.84]手をひいて 走り出す 僕はただ 照れくさくて [02:08.38]街を包む夏のボレロ 空は晴れていた [02:15.68]あゝ貴女と過ごす 夏のおはなし [03:01.29]人は、皆では笑えないから [03:07.26]人を、殺して生きて [03:11.12]祈るしか、ないのだろうか? [03:16.99]人の作りし神殺しの空  [03:18.81]白いキノコは群れを成す海鼠 [03:20.72]鉄もガラスも溶かす灼熱に  [03:22.39]焦げる髪の毛 皮膚は炭化し [03:24.45]水の代わりに膿を飲む子供  [03:26.37]黒い雨が焦げた肉を洗う [03:28.24]まるで夢を見ているかように、それは終焉する [03:31.96]「清く儚く生きた君」 [03:37.87]目を閉じれば ありふれた 幸せは 燃えていた [03:46.16]街を包む光と熱 貴女が見えない [03:53.05]抱き寄せる 間に合わず 腕の中 燃える貴女 [04:00.62]街を包む熱のボレロ 僕も、すぐいくよ [04:07.73]燃え盛る街 肩を寄せ合い  [04:13.08]二人は 灰となり 一つに [04:22.18]あゝ人を食べる人のおはなし