怜悧聖帝オファニエル 白い魔法に閉ざされた城 綿菓子のような甘い時間 「微睡んでたい……」 ずっとこの腕の中いつまでも ー雪に覆われた深い森のお城 そこは呪われていると言われていましたー 棲まう兽が 囁いたのが始まりだっけ? 呪われた城の天使が啼いた夜 神を嗤い 月に酔う こんなボクは知られちゃいけないから いつだっていつだって 太陽みたいな笑顔で ボクを見つめる愛しキミは 世界にたったひとりの なんだってなんだって いいんた そばにいたいよ此処(じごく)でさえ 「おいていかないで」と繰り返す だって「キミなしじゃいきられない」 ー夜ごと繰り返される彼の悲劇を 彼女は何も知らずただ夢の中......。ー 今日も振りまいてあげる キミが望むボクを 夢がちな未来は来ないよ \神様なんていない!/ すべてボクの意のままに踊る いつだっていつだって 眩しい光の裏側で 「可哀相...」なんて 嗤うあいつらを見てる ー殺(け)してやりたいよー そうやってそうやって 見ていればいい キミの目に映るボクはだぁれ? 「おいで」って優しく手招いて この聖域は壊させない ♪あいつは暖炉に ♪あいつは井戸に ♪あいつは庭の池に ♪あいつは階段から転がり落ちちゃった! 憐みの裏に咲く自己愛 優しい言葉の優越感 真実見極める目は濁って くだらない噂と嘘に溺れ キレイナモノばかり見てたいなら さぁ、今日も満たしてあげる いつだっていつだって 太陽みたいに愛される ボクの欲しい真実は 残酷な世界にたったひとりで そうやって そうボクを、愛して! 汚れた体を抱きしめて 今日もああやってそうやって この楽園で生きる為に身を落とす なんだってなんだってやるよ なんにも出来ない仔を演じて 「まって、いかないで」と繰り返す ボクは 「キミナシジャ、イキラレナイ」 ー歪んだ愛を受け入れた幼子は 罰を恐れ感情隠して笑う 抱く思いは清い恋の形だと そう信じこむしかありませんでした。ー