[00:00.000] 作词 : 犬丸梅吉 [00:00.503] 作曲 : 犬丸梅吉 [00:01.07] [00:01.43]「プレゼントは何が欲しい?」 [00:04.01]「しごとをしないパパ!」 [00:07.54]少女は無邪気に笑った [00:13.98]男の表情、読めなかった [00:19.92]「良い子の元にしか、サンタさんは来ないのよ」 [00:26.82]ママの笑顔で冬の口癖を言った [00:33.15]「パパのためにいいこでいなきゃだね」 [00:39.62]一人分の手料理は今日も冷めていく [00:45.56]『授業で描いた家族絵、二人しかいないのです』 [00:52.43]幸せな風景、溶けて水の泡 [00:58.78]あの人の顔が見えないの [01:05.11]知らぬ間に誰かの心は今日も冷めていく [01:11.22]「苦しいです、サンタマリア」 [01:14.29]男はそう叫んだ [01:17.54]正しいとか正しいくないとか選択肢は無くて [01:24.00]「苦しいです、サンタマリア」 [01:27.10]男は膝おついた [01:30.33]戦いとか戦わないとかどうあがいても負け犬 [02:02.84]クリスマスの当日に、サンタさんはやってこない [02:09.39]代わりにパパがそこにいた [02:15.58]しごとをしないパパがそこにいた [02:22.26]見慣れない大きな装飾、キラキラのツリー [02:28.41]クリスマスの当日に、サンタさんはやってこない [02:34.89]しごとをしないパパがそこにいた [02:41.21]ツリーに吊られて男がそこに [02:47.82]ママの叫び声、鼓膜が震える、サイレン音 [03:21.62]「苦しいです、サンタマリア」 [03:24.33]男はそう嘆いた [03:27.69]家庭にも社会にも見放され火の車、背水の陣 [03:33.87]「苦しいです、サンタマリア」 [03:37.14]男はそう溢した [03:40.46]しごとをしないパパになろうとあの日、背中押された [03:46.50]「ごめんなさい、サンタマリア」 [03:49.76]少女は泣き叫んだ [03:53.18]端から自分は悪い子だと、良い子じゃなかったと [03:59.14]「良い子になります、サンタマリア」 [04:02.40]娘はそう誓った [04:05.93]すべて捨てた父親の指が微かに動いた [04:38.45]「『プレゼントは何が欲しい? 仕事をしないパパ』」 [04:44.56]あの日欲しかったものは、もういらないの? [04:50.70]彼女の表情、読めなかった [04:56.83]