[00:15.15]名も知らぬ远き岛より [00:20.84]流れ寄る椰子(やし)の実(み)一つ [00:29.32]故郷(ふるさと)の岸を离れて [00:34.37]汝(なれ)はそも波に几月(いくつき) [00:51.21]旧(もと)の木は生(お)いや茂れる [00:56.75]枝はなお影をやなせる [01:05.71]われもまた渚(なぎさ)を枕 [01:10.42]孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ [01:44.84]実をとりて胸にあつれば [01:50.38]新(あらた)なり流离(りゅうり)の忧(うれい) [01:58.88]海の日の沈むを见れば [02:04.11]激(たぎ)り落(お)つ异郷の涙 [02:16.16]思いやる八重(やえ)の汐々(しおじお) [02:24.39]いづれの日にか国に帰らん