Heaped Heart 作词 : 天外冬黄 作曲 : ZUN 深まる秋が樹海を染める頃 誰も知らない小さな熱が 遠くなる空に近づいた拍子に 誰かの上に零れて落ちる 塵も積もれば山となる 登れぬほど高く この迷い路を過ぎれば もう麓には戻れないよ 胸の奥で疼き出した 出口の無いmystery 木霊が返す声は 風と共に消えるだけ 赦されないこの想いが 貴女に届く時 翼が纏う黒は深い業を 負うのだろう 思惑の矢が行き違う渓谷 何も知らない小さな瞳 遠くなる度に近づく幻影が 真っ白な顔で静かに滲む 何故痛みは甘くなるの まるで病のよう ひとたび峠を越えたら もう其処からは出られないよ 滝に打たれ溺れそうに 手に負えないfantasy 夢から醒める前に蓋を 開けてもう一度 報われないこの想いを 貴女の耳元で それは寄せては 返し水面を往く葉のように 想い募れば山となる 頂は遥かに この迷い路を過ぎれば もう麓には戻れないよ 長い夜に語り出した 終わりの無いstory 木霊が返す声は 風と共に消えるだけ 赦されないこの想いが 貴女に届くなら 溶け合う白と黒は燃えて 灰になるのだろう