ヒトカケラ 心静かだ 何故か今日という日は 特別になりそうで 産まれ落ちた意味を 喪失(うしな)うような雨に 濡れたくはないから そっと 耳を澄ます--- 誰だって(夢を見る権利はあるから) 優しさを(夜に包み込まれて眠る) 持ち寄れるはずだから 諦めるな 何時だって(傷つけていたのは誰かで) 花開く(想いは色鮮やかに咲く) 重なる路を信じ 進めばいい 夢の畔 いつも泣いているのは あの日の君 抱きしめて--- ヒトカケラの光を握り締めた 香り溢れる闇の中で どんな未来も受けて立つ「覚悟」は その奥で震えている けれど(けれど) それでも(それでも) ふたり信じて 愛を求めた--- ··· 表情(かお)がなくても どこか過去を求めて 蜉蝣の一期ならば 出会い別れていく 食べ尽している人は どこか寂しげだね そっと 街へ消えて--- 僕だって(君を知るぐらいの痛みは) 知っている(重なる唇に描いて) 色を無くした世界で 交差したよ 先立って(迷い込んでる愛のケージ) 閉じていく(願いは密やかに揺れている) 手にした夢が壊れ 崩れていく 崖の上で 不自然に笑っている 鏡の中 羽ばたくよ--- ヒトカケラの滴が吸い込まれて 想い届かぬこの世の果て かどわかされて 失ってた「影絵」と この先で対峙するのさ どんな(どんな) ことでも(ことでも) 明日を信じて 赦しあえたね--- ··· 溢れ出す--- ヒトカケラの光を握り締めた 香り溢れる闇の中で 「キミと……」 ヒトカケラの光を握り締めた 香り溢れる闇の中で どんな未来も受けて立つ「覚悟」は その奥で震えている けれど(けれど) それでも(それでも) ふたり信じて 愛を求めた---