[00:23.16]そう気高く濁した廃都市みたいな [00:26.10]この鉄塔を仰いだ街が ボク自身だった [00:29.04]潜める墓場と 負け犬ベンデッタ [00:31.71]その閑散な姿に大停電が降った [00:34.65]味気ないくらい価値もない舞台 きっと愛もないだろう [00:37.64]半透明の蜃気楼 白昼に腐って [00:40.28]味気ないくらい誰も泣いてない だって情もないだろう [00:43.32]ずっと歌を歌っていよう 退屈だろ [00:45.60]でもそんな殺風景にキミはいた [00:50.76]鈍色の廻り廻る感情は重なり合った [00:54.24]この大都会の愛と哀を熱く絡ませ [00:57.13]キミを守る街は光放った [00:59.79]ほらドドメ色の雨が降って視界を塗り潰した [01:02.71]愛も知らないまま 汚れたまま [01:16.58]そう絞り上げては また吐き出した [01:19.48]平べったい言葉は静寂を切った [01:22.26]奇っ怪な街と 堕胎、性、バルティーゴ [01:25.19]その劣等を孕んだボクは恥辱に浸かったまま [01:28.13]そんな殺風景にキミが送り込んだ幻想 [01:32.02]照り付ける閃光 眩んだ原風景に火を灯せ [01:38.54]今までの混ざり混ざる現象は切先になった [01:41.99]自己防御に独占欲が淫らに溶けて [01:44.93]火花散りネジ巻き 群衆を駆けた [01:47.61]でも気付かれはしないまま 捻くれたボクさ [01:50.54]愛も逆巻くほど許されない [02:08.27]歪みだす心も  [02:11.32]こんな姿ならキミも愛も崩れ去れば鎖は解かれるの? [02:16.48]ガイドラインの夜光虫に似た街灯  [02:20.62]誘う月光列車 [02:22.74]湿る世界からキミ一人をはじき出せば誰のものになるだろう [02:27.77]皮肉に咲いた街で [02:30.55]廻り廻る感情は重なり合った [02:33.30]この大都会の愛と哀を熱く絡ませ [02:36.18]キミを守る街は切なく尖った [02:38.86]まるでボクは振りかざす刃で [02:41.86]「誰か許してよ」って ただ 身勝手な声響かせて [02:46.01]助からない生命線だって仕方がないって [02:48.84]キミを守る街にキミはいなくて [02:51.63]それならボクはこの街の孤独な亡霊だ [02:54.51]愛も知らないまま 生き続けよう