[00:00.00]作曲:iroha [00:00.05]作词:常葉円 [00:00.50] [00:50.56]赤い音を劈(つんざ)いて飛ぶ [00:57.68]九十九(つくも)の夏 通り過ぎる時 [01:05.14]未だ前にある空の高さに 嘆きそして笑う [01:20.12]落ちる灰 黄色の視界 [01:27.17]二つの火 其(そ)の下から響く 七色の声 [01:35.35]人は繰り返すだろう 愛と死の歌を高らかに [01:51.80]作っては捨てて 愚かにも生が永久(とわ)に [02:02.58]続きますようにと [02:07.09] [02:22.09]青い風を引き裂いて飛ぶ 百億と千億の先に [02:36.70]未だ前に在る孤(こ)の空白に 呆れそして笑う [02:51.64]流れる水 只在るもの [02:58.64]再生し 蘇りずっと 零を翔けていく [03:06.91]神は繰り返すだろう 脆く崩れやすい未来を [03:23.20]思っては創る 揺れ続く匣(はこ)の谺(こだま)さえも [03:34.91]夢物語だと [03:39.11] [03:40.40]鳥達(われら)はまた滅びる 涙の粒も浮かべず [03:48.06]只常世を見つめて 刹那と無限の間(はざま) [03:55.34]彼(あ)の熱の中は未だ帰るに如かずと [04:03.68]そして- 甦り前に向かうだろう [04:12.17]非時香果(かぐのこのみ)を 咥えながら [04:20.03]黒い瞳に光を宿し 地平線の先も [04:30.86]運命も摂理さえ 鷹揚(ようよう)と 夭夭と [04:38.21]飛び越えながら [04:42.47] [04:57.79]時の蔦を 断ち切って [05:12.84]