[00:19.26]貝殻に包まれて [00:22.48]生まれ落ちた私たちは [00:26.25]大切に守られて、閉塞感で死んでく [00:33.20]「現在」だけを生きていたいな [00:36.98]あの泳ぐ魚のように [00:41.02]「過去」を生きた私はすぐさま [00:44.82]「未来」を生きなきゃいけなくて [00:48.87]横になり、目を瞑って [00:51.67]呼吸整え、意識は絶える [00:55.23]毎晩、ベットの上で死の [00:58.77]練習をしてその時を待つ [01:05.89] [01:07.01]あの綺麗のびやかに降る流星を [01:10.35]大事に集めて、箱に閉まっては [01:13.83]開けることもなく その美しさに [01:17.46]慣れてしまうことを恐れた [01:20.67] [01:21.40]月は埋み、ラピスラズリの雨 [01:25.16]両の手一杯、掬して飲み干せ [01:28.70]私をあれだけ占めていたものの [01:32.41]代わりに今だけ満たしてよ [01:36.84]周りのようになろうとして [01:40.96]足りないものを集めていた [01:44.48]気がつけばいつの間にか [01:47.98]「私」を置いてきていた [01:51.81]今までに選び取ったものじゃなくて [01:57.14]今までに選び取らずにいたもの [02:02.60]その理由が 自分を表してた [02:06.98]小さな傷に大きな包帯巻いて [02:11.59]嗚呼、イタイ、イタイ [02:14.10]大きな傷を直隠して、なんでもないと [02:19.08]また ワライ ワライ [02:24.43] [02:36.31]生きている人はもう旅立って [02:39.28]存在だけの人が残された [02:43.15]一日だけの不安を一生涯の不安とすり変え騒ぎまわっては [02:49.51]倒れそうになる度、足を出し [02:54.01]それを何度も繰り返し進む [02:57.31]歩くと呼ぶには非道く不恰好 [03:01.04]そんな私たちどこへ往く? [03:04.13]あの数条の光る流星雨を [03:08.42]大事に集めて、空に返した [03:11.81]心はいつしか移ろいゆくから [03:15.42]せめて今だけ笑っていて [03:18.93]報いも救いも何も要らないわ [03:23.09]厳冬のなかで水中花よ咲け [03:26.85]始まることも終わることもない [03:30.16]そんな世界で君は歌う [03:38.66] [03:42.17] [03:43.77]