[00:00.000] 作词 : じん(自然の敵P) [00:00.020] 作曲 : じん(自然の敵P) [00:00.40] [00:00.67]数年経っても 影は消えない [00:02.63]感情ばかりが 募って行く [00:04.90]踞って 一人 描いていた [00:09.28]炎天直下 坂道の上 [00:11.72]滲んだ 僕らが歩いていた [00:14.04]夏の温度が 目に残っていた [00:17.04]「構わないでよ、何処かへ行ってくれ」 [00:20.82]君の手を払った [00:22.86]「行かないよ」なんて言って [00:24.81]君は僕の手を掴んだ [00:27.22]「五月蝿いな」 [00:28.64]僕はちょっとの先を [00:29.93]振り返ずに歩いた [00:31.74]「本当の心は?」 [00:35.22] [00:57.34]「聡明」なんかじゃ前は向けない [00:59.63]理由が無いから 腐って行く [01:01.92]巻き戻ってくれれば良いのにな [01:06.12]何年経っても 僕は死なない [01:08.77]希望論ばかりを 唱えている [01:11.01]当然今日も 君は居ないのにさ [01:14.09]「構わない、死ねよ、死ねよ」って手首を [01:18.14]握って、ただ呪って [01:19.85]何も出来ないでただ、のうのうと [01:22.63]人生を貪った [01:24.56]「夏が夢を見せるのなら、 [01:26.73]君を連れ去る前へ」なんて [01:29.08]照れ隠しした日々が [01:30.69]空気を照らして [01:31.70]脳裏を焦がしていく [01:33.92]18歳になった少年 [01:36.25]また何処かで待っていたんだ [01:38.54]カゲボウシ 滲む 姿を思い出して [01:43.19]炎天下に澄んだ校庭 [01:45.38]笑っていた君が今日も [01:47.63]「遊ぼうよ」って言って [01:49.45]ユラユラ揺れた [01:52.01]「心配です」と不器用な顔 [01:54.41]隣人なんかには解んないさ [01:56.72]悲しそうなフリをしないでくれ [02:00.68]朦朧、今日も不自然でいよう [02:03.59]昨日のペースを守っていよう [02:05.77]君の温度を忘れない様に [02:08.83]叶わない夢を願うのならいっそ [02:12.63]掠れた過去を抱いて [02:14.63]覚めない夢を見よう [02:15.94]当然の様に閉じ篭って [02:19.00]「それじゃあ、明日も見えないままですよ?」 [02:22.01]それならそれで良いさ [02:23.72]つまらない日々を殺す様に [02:25.99]手を染め、「一人」を選ぶから [02:28.75]18歳、腐った少年 [02:31.10]また今日も祈ってたんだ [02:33.39]色めいた君の笑顔に しがみついて [02:38.09]炎天下に [02:39.26]「どうかいっそ連れてってくれよ」 [02:42.06]なんて呟いて息を静かに止めた [02:47.17] [02:50.72]戻らないあの日が痛くて [02:56.84]「誰も触れないで」 [03:06.00] [03:14.50]「聞こえていますか」と声が消えた [03:18.89]理由もなんだか解っていた [03:23.41]夏の温度に手を伸ばしていた [03:30.12] [03:49.04]炎天下、願った少年 [03:51.13]「あの頃」に立っていたんだ [03:53.47]夏めく君の笑顔は 変わらなくて [03:58.12]「死んじゃった。ごめんね」なんて [04:00.20]「「サヨウナラ」しようか」なんて [04:02.57]寂しいこと言わないで 往かないで [04:07.13]カゲボウシが そんな僕を 見つめていたんだ [04:15.79]