[00:00.000] 作词 : Euchaeta [00:01.000] 作曲 : Euchaeta [00:30.50]旅に出たのが遅すぎたのか北への船はもう来ないようだ [00:40.51]道は続くが少し疲れた、感覚のない脚がもつれて倒れた [00:50.68]祈りを呟き [00:54.27]震える灯火 [00:56.85]力なき腕に [00:59.37]薄れゆく命 [01:01.65]常冬の国の [01:04.29]まだ見えぬ海を [01:06.83]こんなにも焦がれるならば [01:10.64]心など凍らせてしまえ [01:14.39]僕には熱すぎて手を焼くような眩しい光だ [01:20.48]進んでも進んでも明けぬ獄夜が [01:25.66]全て覆い尽くしてしまえば [01:30.58] [01:50.59]人は毛皮を持たないのかと通りすがりの熊の目が笑う [02:00.91]犬の背中に体を預け雪の海原を流されてゆく [02:10.84]遠い [02:12.26]北極は遠い [02:14.68]戻るには遅い [02:17.22]戻る意味もない [02:19.71]君がもういない [02:22.22]オーロラを仰ぐ [02:24.72]胸はまだ動く [02:27.36]こんなにも痛むのならば [02:31.07]涙など凍らせてしまえ [02:34.89]僕らを抱きしめて弄ぶような激しい炎だ [02:39.93]消えてゆく星の跡を追い いつかは [02:46.04]全てを取り戻してしまうだろう [02:50.30]どうか心など凍らせてしまえ [02:54.82]僕には熱すぎて手を焼くような眩しい光だ [03:01.01]進んでも進んでも明けぬ極夜が [03:06.12]全て覆い尽くしてしまえば [03:10.82] [03:51.46]ここは北の陸の果て [03:55.22]楽園を追われ [03:57.79]長い道を経て [04:00.26]辿り着く景色 [04:02.75]白い息を吐く [04:05.30]白い指を見る [04:07.98]こんなにも静かな夜だ [04:12.22]心など凍らせてしまえ [04:18.12]僕には熱すぎて手を焼くような激しい願いだ [04:24.01]溢れ出す想い出がやがて世界の [04:28.99]全てを焼き尽くしてしまうだろう [04:33.17]どうか心まで凍らせてしまえ [04:38.14]僕らが共に往く最後の旅ももう終わりだ [04:43.88]進んでも進んでも明けぬ極夜で [04:49.05]全て覆い尽くしてしまおう [04:53.13]どうか全てを凍らせてしまえ 嗚呼