[00:01:880]きっとふたりで [00:05:840]どこか遠くのほうまで [00:10:160]飛んでゆけると思っていたんだ [00:19:470]寝室の窓、カーテンを閉じよう [00:27:230]瞼の奥でさ、旅をするだ [00:36:780]双眸が閉じ、濁りだしたら [00:41:850]終わらない夜が迎えに来る [00:45:600]白く、ぬるい夜が、やっと [00:54:960]夢の中のぼくらは、月の裏側で暮らした [01:12:000]蒼すぎた眠りの中、ふたりは寂滅の春を待っている [01:29:310]また誰かが始まり、終わっていくのを [01:37:390]象牙の塔からずうっと見ている [01:46:380]温みのある忙しない脈動たち [01:54:940]きっとどこかで羨んでいた [02:04:540]ここで見える景色は、もう [02:12:430]幻燈のようにくすんでいた [02:22:060]欠けた月の黒から浮かんだ、現の世界 [02:33:690]ぼやけてゆく [02:39:720]夢の中のぼくらは、月の裏側で暮らした [02:56:320]蒼すぎた眠りの中、いつまでも幸福の中で [03:09:930]優しい終わりを待っている