[00:00.000] 作词 : IDONO KAWAZU [00:00.038] 作曲 : IDONO KAWAZU [00:00.76]「 フゴウ 」 と 「 フキョウワ 」 [00:16.91]渇いた柑橘、搾り尽くした骨惜しみ [00:21.28]訓戒薙いで捨てた裏道廻道迷い道と [00:27.54]「むなしさ」は寒さか惧れの所為か [00:30.93]届かない触れられない [00:32.72]果実睨んでいた [00:34.61]また一つ、誰かが漿果を奪ってゆく [00:38.24]狭量な拙僧と言えば彼らが喫す果蜜 [00:42.10]蜜も悦も毒になることを祈っている [00:48.75]ねえ如何してねえ如何して、堪えて [00:51.46]何もできない、恥も仰いだ筈なのに [00:55.94]奔って、転んで、潜って泥に塗れた [01:00.09]僕は、また「輪転」り続くだろうか [01:18.34]呈色な飾燈と対なす鼠似た眇眇蹉跌 [01:25.58]瘢痕を隠す白粉邯鄲の楼墜ちてゆく [01:31.92]単純な理由も理屈も理性も鈍ならば [01:39.90]衒学癖も格言でも月夜に灯でしょう [01:46.46]ねえ如何してねえ如何して詰まって [01:49.17]何も言えない覚悟していた筈なのに [01:53.71]苦悩も焦慮も、すべて絡繰られたる [01:57.95]僕はまだ「夢寐」を見るのだろうか [02:16.08]廉潔、罪障、揺るがす絶え間で僕は [02:23.15]蟒呑干し一体何処へ彷徨いゆくのか [02:30.34]辿り着くのか [02:33.19]ねえ如何してねえ如何して、霞んで [02:39.62]何も見えない明日は明るい筈なのに [02:44.21]誤謬も矛盾もすべて崩れ落ちそうな [02:48.41]僕を唯守るためもう絶対金輪際混在 [02:53.81]誰も汚せない、僕の所為だと俯いた [02:58.61]もういいや、もういいや、もういい [03:01.00]「これで良かったんだ」と認める他 [03:05.82]術がないんだ、涕の海も、翳る空も