[00:03.05]手と手を繋いで [00:06.12]泣きながらこんがらがって [00:09.65]離せないその訳は [00:12.92]この束縛が必要だから [00:16.07] [00:16.08]絡まった自己嫌悪の糸を [00:19.29]むすんで ひらいて ひっぱって [00:22.26]その頑固な結び目を [00:25.39]僕はしかめ面でほどいてた [00:28.64] [00:28.65]裁ち切ることもできただろう [00:31.96]力を二人は宿してた [00:34.92]それでも紡いだ月日の分だけ [00:38.55]捨て難いものが増えていた [00:41.49] [00:41.72]点と点を繋いで [00:44.57]続く線をじっと見つめる [00:48.15]話せないその訳は [00:51.32]寂しくて泣き出しそうだから [00:54.42] [00:54.57]色褪せた情景の網目を [00:57.74]くぐって もつれて ひっかいて [01:00.63]遣り場を無くした結び目を [01:03.76]僕は知らん顔で繋いでた [01:07.07] [01:07.08]捨て去ることもできただろう [01:10.31]賢さを二人は知っていた [01:13.41]それでも慕った心の分だけ [01:16.92]愛したいものが増えていた [01:20.03] [01:25.66]拗れては手繰り寄せた [01:29.61]このいとしさが生を縛る [01:32.67]頑なで真っ直ぐな身の内の [01:35.86]柔らかに錆び付いた心を [01:39.14]幸福な記憶へと縛り付け [01:46.40]生きていていいよと囁く [01:52.20] [01:55.37]モノクロームの僕が [01:58.47]織り成す色相環 [02:01.64]遺された極彩の [02:04.88]交点すべてが今を謳う [02:08.06] [02:08.07]縁と縁を紡いで [02:10.91]繕ってはこんがらがって [02:14.42]自嘲の軽口もいつか [02:17.69]愛着の意図に染まるだろう [02:20.35] [02:20.36]そんな絵と絵を繋いで [02:23.67]続く面をじっと見つめる [02:27.30]鮮やかな過去たちの [02:30.47]抒情を綴る未来図として [02:33.61] [02:33.75]途切れないその愛の [02:36.83]名前は僕に刻み込むから [02:40.28]