今をかける少女 … だって、昨日のことなんて きっと、変えることはできない ホッと、一息ついたら 靴紐締め直して 一歩、踏み出してみたなら ちょっと、心が軽くなる もっと、自分を好きになる そんな予感がした ヒラヒラヒラ 桜舞い散る パラパラパラ 雨降り注ぐ 春の匂いがした 駆け出した それは逃げるように まるで何か追いかけるように 行く宛も知らぬまま 東京の街 悩みも不安も星の彼方 通信圏外まで連れ去って 明日もまた笑えるように 今を全力疾走 … だって、明日のことなんて きっと、分かるわけないでしょ? そっと、涙を拭いたら 携帯充電して ネット、開いたり閉じたり ずっと、既読無視のままで いっそ、独りにしといて スタンプいらないから キラキラキラ 星が瞬く ユラユラユラ 風に吹かれる 夜の匂いがした 目を閉じた それは眠るように まるで何かに祈るように 眩しくて眩暈がする 東京の街 誰かの批判もどこ吹く風 知らぬが仏の神隠し 明日もまた笑えるように 今だけを見つめてる … キスをした それは愛しいから? それとも孤独で寂しいから? ひとりでは生きられない 東京の街 つよがって作った笑顔よりも 素直な涙 流せるように 私らしくいられるように 今を全力疾走 …