[00:02.992]見てみろ [00:04.771]東から昇った太陽は [00:07.318]些かも迷うことなく照り輝き [00:10.339]やがては惑うことなく西へと沈んでゆく [00:16.496]人の一生も同じだ [00:19.329]この世に生を受け、命を輝かせ [00:23.202]やがて、西方浄土へと還ってゆく [00:26.322][00:26.041] [00:28.654]短き一生、男と生まれたからには [00:33.286]あの太陽の如、烈日の如、潔く生きようではないか。 [00:40.998]この動乱の時代に [00:43.539]我らが日出国を [00:45.836]この身を挺して、守り抜くその為に [00:48.623][00:47.326] [00:50.666]嗚呼、俺は何もいらない [00:54.780]この志が遂げられるなら [00:57.834]そして、志を同じくする君たちがいるのなら [01:01.876]他には何も望まない [01:04.663]ただ 侍として、誠のために生きていこう [01:08.997]己が心に決めた、この一筋の道を [01:12.299][00:48.579] [01:17.133]聴いてほしい [01:19.409]人の所業として大切なことは [01:22.199]この世で何を得たか、ではない [01:25.264]何をなしたか、何を成そうとしたか、なんだ [01:30.352]俺の後を従いてくる隊士のみんな。 [01:33.396]この道は険しい [01:35.694]だが、君たちは志を遂げんと生きている。 [01:39.232] [01:42.051]この同じ激変の時代に生まれ、 [01:45.102]志を抱いた君たちは [01:47.641]それを成し得る力を持っているからこそ、ここにいる [01:53.763]たとい一人では不可能なことも [01:57.330]集うとき、力は、大いなる力へと変わってゆくんだ [02:03.253] [02:05.548]嗚呼、俺は遠くを見る [02:09.374]計り知れぬほど遠き地平 [02:12.217]そこに待っているのは、まだ知らぬ明日だ [02:16.066]俺たちが今見ているのは [02:17.841]ちっぽけな世界かもしれない [02:19.919]だが、高き山の頂さえも [02:22.711]一歩から始まる [02:24.740]一歩踏み出した時 [02:26.791]それが千歩先の未来のはじまりなんだ [02:29.845] [02:32.428]短き一生、男と生まれたからには、 [02:37.315]あの太陽の如、烈日の如、潔く生きようではない [02:44.803]この動乱の時代、 [02:47.632]よしんば燃え尽きたとしても [02:50.996]ただ一厘の後悔も残さぬように [02:54.063] [02:55.828]嗚呼、俺は何もいらない [02:59.657]この志こそが俺のすべてだ [03:02.733]そして、志を同じくする隊士のみんなが俺の宝だ [03:08.376]他に、何も望むだろう [03:11.199]ただ 侍として、誠の道を貫こう [03:15.593]己が心に決めた、この一筋の道を [03:19.686] [03:20.960]嗚呼、俺には見える [03:24.281]まだ目には見えぬ遥かな地平が [03:28.153]そこに立ち昇る旭日の光が [03:33.470]いつか、俺たちがこの世から消えた後、遥か後 [03:37.336]この国が栄え、民が笑っている明日が [03:41.571]今、見える [03:43.380]己が魂の眼に