[00:00.000] 作词 : にゃるら [00:01.000] 作曲 : Aiobahn [00:02.000] 编曲 : Aiobahn [00:09.291] 「わたしは天から堕ちた蝶ですから [00:15.135] 月の光に導かれ [00:17.713] いつかは夜に還らねばなりません [00:21.875] それでもアナタが狭間の夢を望むなら [00:27.021] 胡蝶は想いに応えましょう」 [00:30.946] そばにいて アナタ はなれてよ ウソよ [00:38.490] 恋をした少女 わがままなお姫さま [00:46.271] 欲しいのは すべて 要らないわ ぜんぶ [00:53.913] うつつさえ覆う 蝶のはばたき [01:01.104] 宙(そら)に舞う 七色の翅模様 [01:07.618] ふたりしか知らない虹の中 [01:15.773] 「愛してる」 ふたりで吐(つ)くウソ ゆれる蒼 [01:22.953] 毒電波の鱗粉は 狂える 甘い紫 [01:30.980] 「抱きしめて」 ふたりが裂く繭 冴える朱 [01:38.225] 一夜の夢 闇夜の玉の枝(え) 恋の静寂(しじま)に [01:47.820] 「わたし お姫様だから欲しい物たくさんあるの [01:51.727] ぜんぶ ぜーんぶアナタが持ってくるの [01:54.884] どうか約束してくださいましね [01:58.251] 離れ離れになる その時がくるまで……」 [02:02.961] 忘れてよ イヤよ 忘れないで 好きよ [02:10.685] 恋をする少女 うるわしのお姫さま [02:18.473] 知らないわ罪も あたえるの罰を [02:26.085] ぬばたまのあめ 蝶のかがやき [02:33.421] 動き出す時の針 恋模様 [02:39.722] 「ふたりだけ」それだけでいいのに [02:47.760] 「愛してる」 ふたりで視た夢 霞む蒼 [02:55.136] 宙(そら)に落ちる 輪郭は ふるえて祈る紫 [03:03.089] 「抱きしめて」 ふたりが剥く傷 したる朱 [03:10.439] 千夜一夜 天女(てんにょ)の羽衣 終わる予感に [03:19.746] 「わたし、月に還らねばなりません [03:22.843] 迷える子兎たちが [03:24.423] 極彩色の帯を用意して待っています [03:27.318] わたしは、仮初めの躰(からだ)を捨て [03:29.653] 地より花が枯れようと [03:31.596] 天から病(やまい)が降ろうとも [03:33.395] 天使の姿に戻るのです [03:35.552] 「いいえ これ以上 欲しいものは無いよ [03:38.985] 仏様のありがたい鉢も 世にも美しい貝殻も [03:43.281] 色とりどりな玉の枝も 決して燃えない鼠の衣も [03:47.508] 龍の頸から取った宝玉も [03:50.010] 「……なんで泣くんですか それは卑怯です [03:53.730] 蝶々は夢の象徴 [03:55.482] 愛なんて蝶が見せた幻想だと [03:57.624] わかっていたくせに [03:59.822] お月さまは馬鹿なふたりのこと見守っていたんです」 [04:05.093] 「まったく仕方のない人ですね [04:07.463] では姫の最後のわがまま聞いてくれますか [04:12.020] どうか どうか 天が許してくれるのなら [04:16.387] 夢から醒めてもわたしのことを [04:18.814] ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ [04:19.082] †昇天†」 [04:20.800] かくしてた感情は 雪模様 [04:27.246] ふたりには 儚く降り積もる [04:35.362] 愛してた ふたりが視た夢 欠ける蒼 [04:42.616] 刻(とき)の残滓 鱗片は幻 夜の紫 [04:50.691] 抱きしめた ふたりの唇 溶けた朱 [04:58.084] 永訣の夜(よ) 月光に煌めく 翅の虹色 [05:35.066] 「好きだったよ ばいばい」