林檎 (feat. 初音ミク) 作词 : 廻音 作曲 : 廻音 望んだ世界は 描いた未来は 鮮やかな果実に変わった 艶やかに毒を携えて 浮かれて のぼせて 愚かにも口にした日から この胸を刺す針は生えた 何も成しえないあの日から 遠く 遠く 灯がともる 足跡は照らさないで 多く 多くを間違える 正解もありはしないもので 刻々と日が過ぎる 茜色の輪を残して 泣く泣く目を閉じる 数歩先も見ないままで 落ち込んで投げ出していつものようにまた生きる中で 帳が上がるのを待ってた 馬鹿みたいに祈りをささげてた 否応なく混沌で彷徨うことを課せられた中で 腐る前にもぎ取ってしまいたかった そんな過ちの果てに生まれた命があった 足掻いて 狂って 転んで また立って 何かを落とした気になった ひどく静かな音だった 気づいて 探して 泥濘の中触れた影は 真っ赤っか林檎差し出した 汚れに汚れた色だった 黙々 灯を偲ぶ いずれ尽きるのを恐れて 多く 多くを間違える 正解も決めちゃいないままで 碌々と日が過ぎる 黄金色の珠隠して 早々に目をそらす 傷跡を搔き毟ってまで 綴った思いは 過ぎ去った季節は たおやかに最期を悟った 華やかに言葉をそそいだ 迷って 揺らいで 落っこちて また食らって こんな意味もないことで ひたすら身を焦がして 落ち込んで投げ出していつものようにまた生きる中で 閉じこんで 吐き出して 気づかぬようにした日々の中で 舞台のそで際に立ってた 不器用に帳を抑えてた 否応なく混沌で彷徨うことを課せられた中で 熟れる前に捨て去ってしまいたかった そんな過ちの果てに生まれた命があった 後悔だらけの果てに掴んだ命があった