想像と都市の子供 切り抜いた八月の 工場と歌う声 陽炎が時計の手を止めた 間違いを探す 噎せ返る静けさに 水色のクラリネット サイレンと飛行船の間で 間違いを探す 想像の透明さはいつも 意味を隠して 温い膜の中立っている 想像の透明さにいつも 触れようとして 空は水の中 そして彼は手を止めた 重なったビルの影 駆け下りた坂道を 漂った歌う声