渦 (feat. 初音ミク) 作词 : シライシナオヤ 作曲 : シライシナオヤ 「きっと大丈夫」なんて嘘で 同じ傷を負った二人曖昧なまま 板についた芝居 錆びついた口癖 有象無象で愛を知った気になっていたの バカでしょう? 足跡は消えない 冗談だってもう一度 最後なんて言えない もう見えない まだ癒えないから くだらない、他愛ない 少しずつ溶けていくような ぬるくて柔い日に 私が滲んでいく 溢れて、痛くて 薄れていく魔法みたい 忘れて、無くして 上手に腐っていくだけだった 紡いで、解れて 絡まって痛むよ まだ少し それも今はまだ愛おしく思うよ 縋っていたいよ 「なんでもないよ」って口を衝いた 夢から醒めても疼き出す孤独が嫌いで 寄る辺ない暮らし ありふれた結末 凍りついた浴槽の中で 自壊を待って 杞憂で埋まっていく午前2時 浸っていたいよ なんて吐いて 君も同じ 渦の中にいるんだね 毒にも薬にもならないような 痛みはずっと残っている 壊してしまえ 愛だの恋だのくだらないわ 愛じゃない。価値もない。 増すのはこの不安だけ? 上手くなっていくのは 君の温度を誤魔化す生活だけ 何度拭ったって 消えない幸せが私にまだ 足をかける 溢れて、痛くて 薄れていく魔法みたい 忘れて、無くして 上手に腐っていくだけだった 紡いで、解れて 絡まって痛むよ まだ少し それも今はまだ愛おしく思うよ だから今はまだ少し眠らせて