春ならざる (feat. 初音ミク) 作词 : Kuratu 作曲 : Kuratu 話す声も 書いた文字も 風に撫でられ滲むような 消えた声も 褪せた文字も 息を吹き返すような 新しい日を重ねて 君の表情も忘れてて 台詞だけが影を落とす あの春で止まってる 穴が空いたまま巡りゆく 背伸びする木々と色めく道 遠くなった笑い声が 栞になっていく 君が居た場所が春になる 面影が熱になる 拐われるように忘れてく 春ならざる今日へ 体の内も 外もなくて 眠ったように歩くような 気が付けばそこに居て すぐ見えなくなるような 薄桃の影が揺らめいて 靡く木漏れ日と混ざる午後 この星で同じ色を 君も見ていますように 声がする方へ歩いてく 並木道を抜けた先 そこには誰も居なくて 暖かい風が吹く 君が居た場所が春になる 面影が熱になる 君が居ないここはきっと 春ならざる今日だ 君の居るその場所が 春であれと願う 今日へ