作词 : catacleco 作曲 : hiramasa 手繰り寄せた鼓動は 生糸のままで 迷子のようにか細い 祈りに似た歌 暗がりにうずくまり 戻れないと知る 不規則な囁きに 砂時計は散る 庇護欲をくすぐられて 私はもう抗えない 指先で絡めとる 貴方の心臓は きっと奈落の味 一人分だけ埋まらない隙間に おとしたキス それは甘い余毒 空虚だと嘆いた赤い爪が ありもしないのに愛を語る 追われたら偶像 終われたら良かった 檻にとらわれて 棘をのみこんだ幸せ 独りよがりのゆるやかな真夜中 雑音だけがやけに綺麗だった 閉じていく視界の端で咲いた わがままをねだる愛の蚕 壊れては切なく 壊しては縋った 月に縛られて 杭を離せない幸せ