あの頃の夏 (feat. GUMI) 作词 : MitGie 作曲 : MitGie 日暮れるあぜ道 金色にゆれる穂波 影踏んでまた会えた 懐かしいこの場所に 向こうの川では 陽を浴びて流れ遊び 夕暮れは川面とぶ きらめく影をみていた 夜店を行ったり来たり 社の宵祭り はずむ声 にじむ灯りが 山裾の夜にほどけた 青草香り 水音と歩いてゆく 遠い日々あの子らと 網を振って虫追って 小さかった私は 息切らし追いかけてた 灼けた顔 透ける翅 今では陽炎のよう あまたの星瞬いて 息さらわれた夜空は 眠らない光が増えて 不思議うすれて 施設で暮らすおばあちゃん 私はもう誰かの子で なのに遠く見て「あかとんぼ」 少女のように歌う 季節は巡って 色変えてゆくけど 変わらない想い 今もここに 薄明けにかすかに届く 澄んだカナカナの声 あの頃の夏に包まれ またまぶたがゆっくり落ちてく