[00:00.000] 作词 : 野田洋次郎
[00:01.000] 作曲 : 野田洋次郎
[00:41.97]「はじめまして」そう言うと
[00:44.56]ひと際大きなその瞳が
[00:47.26]揺れながらまっすぐに僕をみた
[00:52.67]あれはまだ14のハル
[00:55.46]それから今日までの日々
[00:58.19]「あなたの声をずっと聴いていた」
[01:03.37]もうなんて言えばいい？
[01:06.04]迷子のクシャっとした顔
[01:08.83]言わなくたっていい
[01:11.37]溢れるほど伝わった ありがとう
[01:17.39]今日はなんか楽しいな
[01:20.09]遥か昔から「声」だけの
[01:22.62]幼なじみで 積もる話なんかして
[01:28.37]どこか自分の時間だけ
[01:31.14]同じ場所でただただ円を
[01:33.76]描いては止まってる気がしてた
[01:39.02]それが今じゃ21のハル
[01:42.08]昔の手紙の返事を
[01:44.76]その胸に抱えてきてくれた
[01:49.82][00:10.24]ロックバンドなんてもんを
[01:52.83][00:14.75]やっていてよかった
[01:55.53][00:20.10]間違ってなんかいない
[01:58.06][00:25.40]そんなふうに今はただ思えるよ
[02:16.63]宛名もなしに書きなぐった夢を
[02:21.81]恥じらいもなく晒してきた本音を
[02:27.35]君は受け取った 捨てずにあたためた
[02:32.78]隣にいる友よりも 僕らは知り合えた
[02:38.28]名前さえ知らずに
[02:57.34]僕ら君曰く 毎日、毎晩
[03:00.20]雨も晴れも嵐も雪も
[03:02.97]飽きもせず 話をしてきたらしい
[03:08.48]時に忌み嫌い遠ざかり
[03:11.16]音信不通の時を経て
[03:13.78]でも最後には 戻ってきたんだと
[03:19.40]周りの誰が聴かずとも
[03:22.14]流行の歌流れようとも
[03:24.78]自分にはこの歌があったよと
[03:30.16]ロックバンドなんてもんを
[03:32.95]やってきてよかった
[03:35.62]まともに話さえ
[03:38.24]できなかったこの僕が
[03:41.33]そんなにも君と
[03:43.75]想いを交わしあっていた
[03:46.59]ロックバンドなんてもんを
[03:49.37]やってきて本当によかった
[04:07.62]開き直りの心の有様を
[04:12.96]長ったらしい無様な告白を
[04:18.39]書きなぐり続けた
[04:21.10]世界にバラ蒔いた
[04:23.86]たやすく風に舞い
[04:26.31]すぐに掻き消された
[04:29.36]でも君は受け取った
[04:31.92]捨てずにいてくれた
[04:34.81]風よりも小さな
[04:37.35]僕の声を拾い上げてくれた
[04:48.72]遥かな彼方へと 歌歌よ飛んでいけ
[05:05.27]宛名もなしに書きなぐった夢を
[05:10.47]恥じらいもなく晒してきた本音を
[05:16.04]当たり散らした無様な醜態を
[05:21.47]こぼれ落ちたまま走らせた希望を
[05:27.07]書きなぐり続けて 10余年の日々が
[05:32.40]そしてその少女は 目の前に現れた
[05:37.91]その手、瞳、胸に 手紙の返事を
[05:43.40]宿して現れたんだ
[06:45.40]Talking