[00:00.000] 作词 : 野田洋次郎 [00:01.000] 作曲 : 野田洋次郎 [00:17.810]いつだってここにあるこの腕や耳や目を [00:24.090]僕は探したりなどしたことはないけど [00:32.900]何かを探すのにはいつも使うくせに [00:40.420]いつかなくなるなんて考えもしないんだ [00:54.460]ある朝目覚めれば瞳がなくなってた [00:58.220]探すにも探せない君がないと探せない [01:02.170]仕方なく手探りしようとするけども腕もない [01:06.090]音の頼りを聴こうとするが澄ます耳もない [01:10.040]僕が僕であるかどうかさえももう知る術も [01:13.570]ないと知った僕は何者もうないもの? [01:16.650]そんなこと起こるはずもないこと [01:24.040]でも起こったよそんなもんじゃないその上いく出来事が [01:32.340]「いつもここにいたよ」ってさ笑う声が悲しくて [01:39.260]そばにいたいと願えば願うほど視界からは外れてて [01:46.870]「いつもここにいたよ」ってそうそれはまるで泣きぼくろ [01:53.940]だからきっとこれからは毎朝起きてさ確かめるから [02:02.920]いつだってここにいた君の姿かたち [02:10.460]どんなって言われてももう分からないほどに [02:17.760]何かを探すのにはいつも使うくせに [02:25.450]いつかなくなるなんて考えもしなかった [02:32.140]距離がものを言うなら鼓動を僕とするなら [02:35.680]この腕よりも耳よりも近くに君はいたから [02:39.540]だってさわざわざ広い世界の中から [02:43.200]僕の胸のここのところ心の鼓動から [02:46.760]2センチかそこらのところをお気に入りの場所に [02:50.860]選んでくれたからだからこそもはやそれは僕の一部と [02:55.860]思い込む脳に罪はないと思う [02:58.360]ほらまた自分かばった自分ばっかだ [03:17.770]いつだってここにある弱音や、迷い、愚痴を [03:25.150]隠したってバレるならと見せびらかすけど [03:32.970]いつからかこの僕を覆い隠すほどに [03:40.410]本当の姿など見る影もないほど [03:48.410]この眼でこの腕で君のこと見つけたんだよ [03:55.280]そして君で君の手でねぇそうだよ僕は僕の形が分かったよ [04:03.900]僕は僕とはじめて出会えたの [04:08.030]「いつもここにいたよ」ってさ僕の中の遠くから [04:14.730]耳を澄まして出どころ探すけど声の主は埋もれてて [04:23.370]「きっとこれからはね」ってさ喉まできたその声を [04:28.660]どこに向かって放てばいいかも分からずただ呑みこむの [04:37.900]僕ら二つが一つになれればと近づきすぎたあの距離の意味を [04:45.860]なんで今頃になってさこの記憶は語るのか [04:52.300]そうだ一つが二つになったんだこの世に落とされるその前に [05:00.640]一瞬前にだから不時着後すぐ会えたの [05:08.390]二度目の離ればなれもきっとすぐまた出会えるよ