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  • 「snowdrop」

    抱(かか)えた膝(ひざ)に頬(ほほ)を寄(よ)せ震(ふる)えた
    月明(つきあ)かりさえも穢(けが)れのように

    ただ求(もと)め 彷徨(さまよ)い続(つづ)けている
    空(うつ)ろの心(こころ) 満(み)たすため

    暁(あかつき)の向(む)こう 虹(にじ)を越(こ)えて 「--探(さが)して」
    辿(たど)り著(つ)くのは光(ひかり)の靜寂(しじま) 「--屆(とど)く」

    涙(なみだ)落(お)とした雪(ゆき)が溶(と)けるように
    広(ひろ)がっていた傷(きず)を癒(いや)してゆく
    闇(やみ)に流(なが)されるまま 「--葉(かな)えて」

    一(ひと)つ、二(ふた)つと解(と)き放(はな)つ呪縛(じゅばく)は
    錆(さ)びついた鎖(くさり) 脆(もろ)く崩(くず)れる

    影(かげ)追(お)えば 見失(みうしな)ってしまう
    殘(のこ)されたのは 彼(か)の花(はな)

    悲(かな)しみを 押(お)し込(こ)めた扉(とびら) 「--叩(たた)いた」
    限(かぎ)りなく墮(お)ちてゆく欠片(かけら) 「--捧(ささ)ぐ」

    やがて気(き)づいた この身(み)を灼(や)くように
    疼(うず)いていた痛(いた)み堪(こら)えても 闇(やみ)に飲(の)まれる
    「硝子細工(がらすざいく)の色(いろ)の無(な)い花(はな)--」

    彩(いろど)りを求(もと)める花(はな)と 「--叫(さけ)んだ」
    分(わ)け與(あた)えた白(しろ)い雪(ゆき)と 「--涙(なみだ)」

    移(うつ)ろう季節(きせつ)にたとえ枯(か)れ果(は)てても
    笑顔(えがお)こぼれた その瞬間(しゅんかん)をただ見(み)つめている

    暁(あかつき)の向(む)こう 虹(にじ)を越(こ)えて 「--探(さが)して」
    辿(たど)り著(つ)くのは光(ひかり)の靜寂(しじま) 「--屆(とど)く」

    涙(なみだ)落(お)とした雪(ゆき)が溶(と)けるように
    広(ひろ)がっていた傷(きず)を癒(いや)してゆく
    この想(おも)い抱(かか)えて 「--消(き)えるの」

    終わり
  • [00:00.00]「snowdrop」
    [00:10.00]
    [00:12.57]抱(かか)えた膝(ひざ)に頬(ほほ)を寄(よ)せ震(ふる)えた
    [00:24.02]月明(つきあ)かりさえも穢(けが)れのように
    [00:33.65]
    [00:34.35]ただ求(もと)め 彷徨(さまよ)い続(つづ)けている
    [00:46.34]空(うつ)ろの心(こころ) 満(み)たすため
    [00:55.23]
    [00:56.89]暁(あかつき)の向(む)こう 虹(にじ)を越(こ)えて 「--探(さが)して」
    [01:02.55]辿(たど)り著(つ)くのは光(ひかり)の靜寂(しじま) 「--屆(とど)く」
    [01:08.32]
    [01:08.81]涙(なみだ)落(お)とした雪(ゆき)が溶(と)けるように
    [01:14.70]広(ひろ)がっていた傷(きず)を癒(いや)してゆく
    [01:20.40]闇(やみ)に流(なが)されるまま 「--葉(かな)えて」
    [01:33.29]
    [01:34.95]一(ひと)つ、二(ふた)つと解(と)き放(はな)つ呪縛(じゅばく)は
    [01:46.34]錆(さ)びついた鎖(くさり) 脆(もろ)く崩(くず)れる
    [01:56.01]
    [01:56.69]影(かげ)追(お)えば 見失(みうしな)ってしまう
    [02:08.73]殘(のこ)されたのは 彼(か)の花(はな)
    [02:17.65]
    [02:19.30]悲(かな)しみを 押(お)し込(こ)めた扉(とびら) 「--叩(たた)いた」
    [02:24.92]限(かぎ)りなく墮(お)ちてゆく欠片(かけら) 「--捧(ささ)ぐ」
    [02:30.64]
    [02:31.07]やがて気(き)づいた この身(み)を灼(や)くように
    [02:37.03]疼(うず)いていた痛(いた)み堪(こら)えても 闇(やみ)に飲(の)まれる
    [02:45.12]「硝子細工(がらすざいく)の色(いろ)の無(な)い花(はな)--」
    [03:03.82]
    [03:07.59]彩(いろど)りを求(もと)める花(はな)と 「--叫(さけ)んだ」
    [03:13.32]分(わ)け與(あた)えた白(しろ)い雪(ゆき)と 「--涙(なみだ)」
    [03:18.73]
    [03:19.31]移(うつ)ろう季節(きせつ)にたとえ枯(か)れ果(は)てても
    [03:25.27]笑顔(えがお)こぼれた その瞬間(しゅんかん)をただ見(み)つめている
    [03:32.51]
    [03:32.79]暁(あかつき)の向(む)こう 虹(にじ)を越(こ)えて 「--探(さが)して」
    [03:38.72]辿(たど)り著(つ)くのは光(ひかり)の靜寂(しじま) 「--屆(とど)く」
    [03:44.36]
    [03:44.76]涙(なみだ)落(お)とした雪(ゆき)が溶(と)けるように
    [03:50.83]広(ひろ)がっていた傷(きず)を癒(いや)してゆく
    [03:56.48]この想(おも)い抱(かか)えて 「--消(き)えるの」
    [04:09.55]
    [04:22.44]終わり